2022年12月18日 第14回チェロコンクール第1位受賞「柴田花音 東京リサイタルのご報告」

 2021年7月に養父市ビバホールで実施された、ビバホール・チェロコンクール(全日本チェロコンクール)で、見事、第1位を獲得された柴田花音さんの、受賞記念東京リサイタルは、下記の通り実施されました。
   日 時:2022年11月20日(日)開場12:50 開演13:30
   会 場:晴海アイランド トリトンスクエア内 第一生命ホール
   主 催:養父市、ビバホールチェロコンクール実行委員会、チェロリサイタル東京実行委員会
   共 催:NPO法人トリトン・アーツ・ネットワーク・第一生命ホール
   後 援:一般財団法人・日本チェロ協会

   プログラム:R.シューマン:アダージョとアレグロ変イ長調Op.70
         .ヒンデミット:無伴奏チェロ・ソナタOp.25-3
         A. シュニトケ:チェロ・ソナタ第1番
         - 休 憩 -
         M. カステルヌオーヴォ=テデスコ・G.ピアティゴルスキー編
         ロッシーニの歌劇「セビリアの理髪師」よりフィガロ変奏曲
         S. プロコフィエフ:チェロ・ソナタ・ハ長調Op.119

演奏中の柴田花音さん、
ピアノ伴奏は鈴木慎崇さん、です。

 柴田花音さんは、昨年のビバホールコンクールだけでなく、日本国内に限らず、海外も含めて数々の賞を受賞されており、日本放送協会賞、愛知県知事賞  刈谷市長賞、等々の表彰も受けられています。 東京藝術大学を経て、現在トロント王立音楽院で研鑽中ですが、NHK,テレビ朝日、CBCラジオ、その他、様々なメディアにも出演され、ご活躍なさっています。
 今回のリサイタルで、例年と異なる点は、万一参加者の中からコロナ感染者が出た時、周囲の方々に警告の連絡が取れるようにと、チケット半券の裏面に住所、氏名、連絡先電話を書いて頂いた事です。 会場内から感染者が出る事も無く、住所氏名が書かれた半券は、後日、全て、第一生命ホールさんにて、シュレッダー処分されました。
 受賞記念リサイタルとは言え、私共、主催者としては、席が埋まって、会場費が賄われるか、採算は大丈夫か?と言う事が気になっていました。         
 東京養父市会の皆さまと柴田花音さんのご家族、そして、養父市長と養父市ビバホールの皆様のご協力のお蔭で、1階席は殆ど埋まり、2階席も正面は、ほぼ満席、全体として9割を上回る売れ行きとなりました。 ご協力頂いた皆様に、心から感謝申し上げます。 また、抽選で養父市特産品が当たった皆さまは、とても喜んでお持ち帰りになりました。 養父市の特産品を多くの皆様に知って頂く上でも、とても良い企画だと感心しております。 企画頂いた養父市とビバホールコンクール実行委員会の皆様に感謝いたします。
 ビバホールコンクールの審査委員長を、当初からなさって頂いており、まさしく、チェロの世界では、第一人者として、世界的にも有名な、堤 剛先生は 出演された、柴田花音さんについて、次の様にお書きになっています。
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「何と魅力ある素晴らしいチェリストが現れたことでしょう。予選時から非の打ち所のない見事な演奏をしておられましたが、本選での演奏には審査員一同圧倒されました。
     ―― 中 略 ――
 これはパワフルで豊かな歌心を持ったチェリストでないと演奏不可能だと感じたのでした。 技術的にも完璧で、音そのものの美しさにも恵まれ、チェロで、大きな歌を歌ってくれたのですから!」更に、「このような機会を作り、与えて下さっている、ビバホールチェロコンクールの関係者の皆様には、心から感謝致したく存じます。」
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 私達、養父市関係者は、このコンクールと、今まで出場頂いたチェリストの皆様を応援すると共に、チェロの世界の登竜門として、ここから一流のチェリストが巣立って行く、この活動を、誇りを持って継続して行きたいものだと考えています。 また、養父市が、こうした芸術面にも力を入れている事を、更にアッピールして行きたいものです。             

以上
 ビバホール・チェロリサイタル 東京実行委員会会長 岩浅紀久